こんにちは!れみです。
5月中旬となり蒸し暑さを感じるようになりましたね。日本各地では例年より早めの梅雨入りとなっています。
毎年、梅雨の時期になると天気予報でよく聞く【梅雨前線】みなさんはしっかり読むことができますか?
読み方は「ばいうぜんせん」で合っているのですが、「つゆぜんせん」とは言わないですよね!しかし梅雨入りは「つゆいり」。言葉によって変わる読み方の違いは何でしょうか。
「つゆ」とも「ばいう」とも読める梅雨のことを調べてみました。今回は「梅雨前線の読み方は「つゆ」「ばいう」?意味や由来についても!」と題しまして、読み方から梅雨前線の意味、言葉の由来についてご紹介していきます。
梅雨前線(ばいうぜんせん)とは北側にあるオホーツク海気団と、南側にある小笠原気団が、衝突し季節とともに入れ替わろうとすることで起きる停滞前線の一種です。2つの気団がほとんど同じ勢力であることでお互いに張り合い、動きがゆっくりになるので停滞しているように見えます。しばらくすると小笠原気団がオホーツク海気団を北へ北へ押し上げていって北海道の南あたりで消えることがほとんどです。北海道には梅雨がないといわれるのもこのためです。
何故「つゆぜんせん」とは読まずに「ばいうぜんせん」と読むのでしょうか。それは梅雨前線というのは気象用語でそう読むというのもありますが、大元を辿ると音読みと訓読みのルールからきています。
「梅雨」という言葉自体は「つゆ(訓読み)」でも「ばいう(音読み)」でも正しく意味も同じです。ただ、この梅雨という言葉の前後に付く漢字の読み方が音読みか訓読みかで梅雨の読み方が変わってきます。
梅雨+入り→入りが訓読みなので梅雨も訓読みとなり「つゆいり」と読みます。
同じ考え方で梅雨+前線は前線が音読みなので梅雨が音読みとなり「ばいうぜんせん」と読みます。
読み方は漢字特有の仕組みが絡んでいることがわかりました。
梅雨前線の言葉の由来は何でしょうか。梅雨前線の梅雨という言葉は元々中国から伝わってきました。梅雨の語源には2通りの説があります。1つ目は「当時の中国で梅の実が薬として重宝されており、梅干しを作るのに最適な熟度になる時期の雨として梅雨と呼ぶようになった」説。もう一つは「黴(カビ)が発生する時期に降る雨で黴雨(ばいう)が季節に合う梅に変化し梅雨と呼ぶようになった」説です。
この言葉が日本に伝わって来たのは江戸時代と言われています。
今回は「梅雨前線の読み方は「つゆ」「ばいう」?意味や由来についても!」と題しまして、読み方や梅雨前線について、また梅雨の由来についてまとめていきました。
毎年梅雨の時期は、じめじめして過ごしにくい印象でしたが梅雨のおかげで農業が盛んになったり自然に良い影響が沢山あります(^○^)梅雨について詳しくなると嫌な気持ちが少し和らぐような気がしました!
ちなみに前線つながりで「秋雨前線」という言葉がありますが、秋雨前線は梅雨前線と異なる進行方向です。梅雨前線は北へ向かい秋雨前線は南に向かって進んでいきます。なので梅雨に比べて秋雨は雨量が少ない傾向にあるみたいです。
それでは今回はここまでとさせていただきます。最後まで読んでくださってありがとうございました!